- 危険物取扱者乙種第4類の資格が欲しい人
- 資格を取る為にはどうすれば良いのか知りたい人
- オススメのテキストを知りたい人
- 勉強時間や勉強方法を知りたい人
仕事をする上でなにかと必要になる資格、それが『危険物取扱者』です。
その中でガソリンや灯油など燃料を取り扱うことの出来る『乙種第4類』は、もっとも必要とされています。
今回は危険物取扱マスターのカモシカヲが、乙種第4類の解説と合格方法をお教えします!
目次
危険物取扱マスターとは?
危険物取扱者資格は以下に分類されます。
- 甲種危険物取扱者
【全ての種類の危険物を取扱いと立ち合いが出来る】
- 乙種危険物取扱者
【第1~6類のうち免状を交付されている類の危険物の取扱いと立ち合いが出来る】
- 丙種危険物取扱者
【第4類に属する一部のもののみ取扱いが出来るが立ち合いは出来ない】
私は上記のうち乙種第1~6類、甲種危険物取扱者を一発合格しており、
それゆえに危険物取扱マスターを自称しています。
危険物取扱者乙種第4類試験の合格率
試験の合格率だけを見ると難関資格では?
と思いそうですが、無勉で試験にくる人が大勢いるので試験難易度として参考にできる数値ではありません。
受験料が安いので記念受験や会社命令に従って受験だけしにくる人が多いんですね。
危険物取扱者乙種第4類 | |
年度 | 合格率 |
令和2年 | 38.9% |
令和1年/平成31年 | 38.6% / 39.0% |
平成30年 | 39.0% |
平成29年 | 34.4% |
平成28年 | 28.9% |
危険物取扱者乙種第4類を取得するとどうなる?
- ガソリンスタンド
- 化学プラント
- 消防士
- ビルメンテナンス
- タンクローリー運転手…
上記の職種に就職する際には有利となります。
しかし難しくも珍しくもない資格なので過度な期待はやめた方がいいでしょう、就職を目指すなら持っていて当然と言われる資格です。
就職した後には資格手当としての恩恵が受けれます。
バイトなら時給アップも考えられますので職場で確認してみると良いでしょう。
受験するには
一般財団法人消防試験研究センターホームページにて電子申請(インターネット受験申込)が手軽でおすすめです。
但し書類申請と違い、受験票が送られてくることは無く
自分で受験票をインターネットからダウンロードし、プリンタで印刷する必要があります。
受験費用はいくらかかる?
危険物乙種受験料は 4,600円 です。
また交通費や受験費用に張り付ける証明写真代もかかるので注意してください。
必要な学習時間
私が推奨しているのは1日に1時間勉強して30日です。
短い日数で30時間では無く、1日1時間が大事です。
記憶の定着は毎日の反復学習が効果的と言われています。
なるべく学習時間を減らしたい場合は、最短で2週間、
確実な合格を目指すのであれば3ヶ月あれば十分と考えます。
おすすめのテキスト
光学館 乙4類危険物取扱者 受験教科書がおすすめです。
このテキスト以外はおすすめしません。
それくらい良くまとまっているテキストなので学習時間も短く済みます。
ちなみにとある工業高校化学科ではこのテキストで生徒に受験を勧めていたりします。
おすすめの問題集
私がおすすめする問題集はこちら
勉強方法
時間がないなら過去問だけ
試験まで残り2週間を切っているようであれば、過去問のみの学習をおすすめします。
テキストを使って理解を深める学習方法は、時間がかかるので短い期間の勉強には不向きです。
危険物取扱者 乙種試験は比較的難易度の低い試験といわれていますが、
その理由の一つとして過去問の焼きまわしレベルで、同じような問題が出題される所にあります。
まったく同じ問題では無かったとしても数字が少し変わっていたり、虫食いが逆になっている等、その程度です。
つまり過去問をひたすら解くことによって意味を知る学習ではなく、文字を暗記する学習をして最短合格を目指す方法です。
- 過去問を3周解く
- 過去問でスラスラ解けない所、よく間違える所をピックアップ
- ②でピックアップしたところを重点的に暗記
- 残った期間は過去問をひたすら周回して解く
確実に合格するための勉強方法
推奨学習時間として1ヶ月を目安にしていますが、より合格を確実なものにしたいのであれば2ヶ月~3ヶ月学習期間を用意すると良いでしょう。
- 過去問を1年分解く、年で区切られていない問題集は総ページ数を7で割ったページ分を解く
- ①で解いた問題の内容をテキストで確認する
- 過去問を1年分解く、年で区切られていない問題集は総ページ数を7で割ったページ分を解く
- ①で解いた問題の間違った部分、自信の無い部分だけをテキストで確認する
- 指定数量や引火点・発火点・燃焼範囲など、数字を覚える所を暗記帳やノートにまとめて重点的に勉強する
- 過去問を1年分解く、年で区切られていない問題集は総ページ数を7で割ったページ分を解く
- ①で解いた問題の間違った部分、自信の無い部分だけをテキストで確認する
- 過去問をひたすら解き続ける
- 通勤・通学、昼休みなど合間の時間も使用して過去問を解き続ける
試験合格のコツ
60点合格であるということ
危険物取扱者乙種試験は
- 基礎的な物理学及び基礎的な化学
- 危険物の性質並びに火災予防及び消火の方法
- 危険物に関する法令
の3科目で構成されており、それぞれの科目を60点以上で合格となります。
決して『100点をとる必要はない』 ということです。
試験中に解らない問題があれば捨ててしまいましょう、わからない問題に悩むより見直しに使う時間の方が有意義です。
きちんと勉強していれば80点は取れますから大丈夫です、落ち着いて挑みましょう。
スマホのアプリを活用
いちいち本を取り出して学習をするのは大変だと思います。
出先で空いた時間があってもその都度それを見越してテキストや問題集を持ち歩くのは難しいでしょう。
そんな時はスマホのアプリを利用しましょう。
危険物取扱者乙種4類はメジャーな資格の為、問題集アプリが充実しています。
Twitterでつぶやこう
- 絶対合格する
- これに合格できなければ★●×□をやってみる(罰ゲーム)
- 私と一緒に合格を目指しましょう
などなど自分が受からなければ不利になるようなツイートをして、背水の陣を作りましょう。
ついついサボってしまうあなたに、他人の目を利用して勉強をする方法です。
最後に
危険物取扱者乙種第4類試験は決して難しい試験ではありません。
適切なテキスト、問題集と学習方法さえ理解すればあとは自分との戦いです。
資格を取るといううことは、社会的信用もアップします
人生をレベルアップするためにも資格取得を目指しましょう!